再研磨

Re-polishing

お使いの工具を当社の「再研磨」技術で
蘇らせませんか。

当社では、エンドミルをはじめドリルやリーマ、カッター、チップや特殊切断刃等、様々な切削工具を再研磨しております。

再研磨のメリット

1貴重な資源であるレアメタルの節約

再研磨することで、超硬の工具の材料であるレアメタルを節約することができます。
我が国の年間の超硬工具の生産量は5341万トン(H24年度)です。 つまり、新しく工具を製作するごとに、膨大なレアメタルを消費してしまいます。
それが、再研磨をすることで節約につながり、次世代に資源を残すことができます。

2工具代と生産コストの削減

再研磨をすることで、工具代の削減になり、製品の生産コストを大幅に下げることができます。

3生産エネルギーと時間の削減

新品の工具を作るのに比べ、生産エネルギーと時間を大幅に下げる事ができます。研磨機のモーターの消費電力は1kW程度です。

4細かいカスタマイズにも対応可能

再研磨の際、お客様のご要望を反映させることが可能です。
(例 エンドミルの外径寸法を再研磨のついでに指定すること等)
ご要望があれば、できるだけお答えいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

ドリルの再研磨の様子

再研磨の前・後

再研磨のタイミング

刃物が切れなくなった場合、バリの発生が多くなります。

「バリ」とはドリルが材料に穴を開ける際に発生する不要な突起や鋭利な部分を指します。刃物が切れなくなった場合、
バリの発生が多くなりますので、再研磨のタイミングとしてお考えいただければと思います。

再研磨の種類

当社では、さまざまな種類の工具についての再研磨を行っております。
以下の表にないものでも、対応可能な場合がありますので、お気軽にご相談ください。

工具の種類 加工の種類 対応工具一覧
エンドミル

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ハイス、超硬 、
サーメット(*1)

スクエアエンドミル、ラジアスエンドミル、角度付エンドミル、 テーパーエンドミル、逆テーパーエンドミル、ボールエンドミル、C面付エンドミル、ラフィングエンドミル、クレストカットエンドミル、 スロッチングエンドミル、エポックエンドミル、パワーエンドミル、刃数は2~8枚刃まで(特殊エンドミルについては要相談)

ドリル

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ハイス、超硬 ストレートドリル、EX-GDS、Rドリル、EX-SUS-GDS、Rドリル、スポット(リーディングドリル)、テーパードリル、段付ドリル、ガンドリル、バニシングドリル、スーパードリル、ヘッド交換式ドリル
カッター

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ハイス、超硬

メタルソー、フライスカッター、サイドカッター、Tスロットカッター 通常、柄付W,Sアンギュラカッター、丸鋸、バンドソー、千鳥刃Tスロットカッター、キーシードカッター、ホブカッター、コーンケーブカッター、コーナーラウンジカッター、コールドソー、ジャムカッター、面取カッター(カウンターシンク)

リーマ

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ハイス、超硬 ハンドリーマ、マシンリーマ、ブローチリーマ、ミルリーマ、ストライカーリーマ、センターリーマ、センサーリーマ
その他工具

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ハイス、超硬 角、丸バイト、ハンド、スパイラル、プラネットタップ、ブローチ、キーブローチ、切断刃、スリッターナイフ、沈めフライス、はさみ、ペンチ、PCD、CBNチップ、ホルソー、メタルボーラ、シャーリング替刃、センターリングツール
ダイヤモンドチップ

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用語解説

PCD

人造ダイヤの微粉末とコバルトをバインダー として超高圧下で焼結した工具材料です。

CBN

立方晶窒化ホウ素の事で、ダイヤモンドに次ぐ 堅さを持っています。

超硬

タングステン等レアメタルと結合剤(バインダ)であるコバルト(Co)とを混合して焼結した金属です。
耐摩耗性の点においては優れた金属ですが、欠けやすく、割れやすい性質を持つことから扱いには十分注意が必要な金属です。

ハイス

鋼にタングステンやモリブデン、コバルトといった金属成分を多量に添加したもので、焼入れ等の熱処理を施した後、研磨により成形して使用される。超硬と比較すると、耐摩耗性において劣るが靭性に富む金属です。